都内に数センチ積雪するレベルの大雪が降って『冬』を実感したと思いきや、急に暖かくなったりして春の芽吹きを感じる、そんな2024年の2月。
3月になるとやはり気になるコンテンツと言えば、桜ですよね。
東京はちょうど卒業の時期、3月中旬後期から下旬にかけて満開するということで、大勢の人間が花を見にアルコールを担いでやってくるわけです。
いや~!
桜を見る会、したいですよね。
『会』ってソロで出来るのかとお思いの皆さん。
出来ます。
おおよそこういう状況になってしまうのは、大学で知り合いと呼べる人間関係すら築けないコミュニケーション能力の欠如によるものが大きく作用してしまっているわけですが、今はそんなことどうでも良いですよね。
桜は別に一人でも観られますから……。
改めてこんにちは、霧雨です。
名前だけでも憶えてブラウザバックしてくださいね♬
関東圏、雑に桜を楽しむなら都内で十分でしょう。
桜を見る会と言っても莫大な費用がかかるわけではありませんよ笑。
移動費は600円です!
600円の移動費は、度々お世話になっているアレです。
各種一日乗車券 | PASMO・定期・乗車券 | 東京メトロ
はい、最強コスパを誇るメトロ乗り放題乗車券ですね。
これを使って、一日で東京の桜名所を巡ろうという企画でございます。
訪問日は2023年の3月29日です。
去年のうちに記事にしようとしたらもう桜が散ってしまったので、今の今まで溜めてました。
新大塚・駒込 六義園
一般に思い浮かぶであろう『庭園』を公園並みの大きさにしたというような感じの雰囲気が漂う六義園(りくぎえん)は、庭園の中心部にある大きなしだれ桜が春の名所。
池袋駅からのスタートだったので、丸の内線大塚駅からだいたい徒歩30分足らずで六義園に到着します。
しかし三月末の東京は満開の時期を過ぎているため、しだれ桜はもう葉桜となっていて、見逃した!という気持ちになってしまいました。
とはいえど、六義園はしだれ桜以外にも見どころが多く、歩き甲斐のある公園。
普通の桜は満足に見られますし、
高台から六義園を一望できるなど、小一時間は居られますね。
九段下 千鳥ヶ淵
千鳥ヶ淵緑道(千鳥ヶ淵)(スポット紹介)|【公式】東京都千代田区の観光情報公式サイト / Visit Chiyoda
南北線・駒込駅から飯田橋駅まで上り、そこから南北線で一駅上るとある九段下駅で降りれば、東京の中でも名所の名所、千鳥ヶ淵緑道で桜が腹いっぱい見られます。
左右上どこを見ても桜、俯けば花びらと四方八方に桜に囲まれる緑道は、ユスリカに無限に絡まれることを除けば、桜を摂取する場所として東京ピカイチと言っても過言ではないでしょう。
緑道のほか、武道館周囲の堀に軒並み揃えて垂れ下がるソメイヨシノ・オオシマザクラは、多分飛び込んだら死ぬ川面*1に反射して、多分飛び込んだら死ぬ川*2とは思えない綺麗な景色を見せてくれるでしょう。
異常写真加工部
閑話休題 皇居
武道館のシマと天皇のシマ*3はここ(胸をこぶしでドンドンと叩く)で繋がってるので、せっかくなので大手町駅の方まで歩いていきましょう。
特に皇居御苑内で桜の見所といった場所はないのですが、自然あふれる散歩道を30分強楽しめるスポットなので、機会があったら是非九段下から流れてみてください。
皇居の良さと言えば、日本の原風景といっても良い和風自然が東京の高層ビル群に四方を囲まれているという不思議な空間を楽しめるところであって、それは皇居周辺の公園にも同じことが言えます。
上野 上野公園
日本で唯一、桜の下で唯一騒いでもおおむね許される場所、上野公園。この話は信用してはいけません。
桜の名所と言えば名所なんですが、上野公園は桜を見るというよりも桜を見ている人を見るのが楽しい場所かもしれません。
上野公園前のコンビニで三色団子とハイボールを買えば、花見客の仲間入り。
大きなブルーシートを広げて大人数が集まっている中、道端の縁石に座り、独りモチャリモチャリと団子を食い、チビチビと酒を飲むその姿は自殺への一本道です。
どこで何を間違えたのでしょうか。強いて言うならば、マインクラフトのゆっくり実況を教えてもらった小学四年生のあの秋かもしれない。お前らが忘れたもの、「マインクラフターの日常」*4
自虐に話の花を咲かせてはいけないので、綺麗に咲いている上野の桜をパシャリ
この流れ上手すぎてライブドアブログランキングで人気になっちゃうかもしれない。
虚し。
浅草 隅田公園
上野公園はどこを歩いても上野駅にたどり着くので、そのまま銀座線で浅草まで乗っていきましょう。
川沿いに延々と続く桜街道・隅田公園は、リコリコでさけるチーズみたいになってたスカイツリーと共に写真が撮れる絶好のスポット。桜・青空・スカイツリーの組み合わせが多分インスタとかに映えるようなそんな気もしないような。
まあこの日は7割曇天だったわけですが。
桜街道が途切れる手前の公園では、新婚夫婦が桜をバックに写真を撮っていて、春を感じられました。おめでたい限りですね。
道端に咲くタンポポ
閑話休題 スカイツリー
隅田公園からスカイツリーまでは、比較的低コストで歩けるので、余裕のある方は是非。道中にこれと言った見どころがあったかどうかは思い出せないのですが、散歩そのものが見どころだと思っているので、歩くだけでも楽しいよ、と。
その辺は認識の差ということで大目にお願いします。散歩が好きなジジイですまんね。
日比谷 日比谷公園
半蔵門線押上駅、銀座線三越前、日比谷線日比谷駅と乗り換えをこなして辿り着く日比谷公園では、かもめの広場を中心に各所で桜が咲くお散歩公園。
桜の本数はさほど多くはないものの、要所要所でソメイヨシノを鑑賞することが出来ます。
今回はルート上、押上駅からやってきましたが、本来は皇居のすぐそばの公園なので、千鳥ヶ淵からそのまま流れることも可能っちゃ可能ですね。
目黒 目黒川沿い
日比谷公園を抜けてすぐある千代田・丸の内線の霞が関から国会議事堂駅、南北線の溜池山王を経由して終点の目黒駅に着けば、長い長い川沿いに満開に咲く目黒川沿いを散策することができます。
東京メトロのみでの電車移動という制約のため、20分ほどで中目黒駅まで川沿いを通りましたが、実際は、池尻大橋から天王洲アイルまで続く長い長い桜道なのでお散歩自信ニキは踏破してみてください。僕も今年はやろうかな?
たまにライトアップされているゲーミング桜を見ることも出来ます。
六本木 東京ミッドタウン
ラスト。
中目黒から日比谷線一本で3駅の六本木では、敷地周辺に咲き誇る桜を248mに及ぶ高層複合施設の東京ミッドタウンをバックに楽しむことが出来る桜の名所です。
到着時にはすっかり日が暮れてしまいましたが、ライトアップされているものも多いため、夜桜鑑賞もバッチリ。
生憎この日この時間は雨が降ってしまったものの、大粒の雨に打たれて散る桜を見れたのはちょっと面白かったかもしれない。
ということで11時から19時、8時間かけて巡った、『東京メトロ乗り放題のみで桜の名所を観る』でした。
紹介した場所以外にも東京の桜の名所はたくさんあるので、散歩自信ニキや所持金大量ネキなどは徒歩や金を駆使していろんな所見に行ってください。
今年の桜の開花予想日は19日、満開予想日は25日です(3月11日現在千代田区での予想)。このあたりを狙って是非家から出てください。
家から出ような。