ああああああああああああああああああああああ師走だあああああああ
霧雨です。
アニメをたくさん見てオタク力を高めようと思います。
リコリス・リコイル
東京の治安はリコリスと呼ばれる女の子(暗殺集団)たちによって守られてる話。
でもみんな知ってるよね……夏期の大人気アニメだったもんね……。
最初から最後まできれいに物語を締めたなって思いました。限りなく「余計」がないきれいな終わり方でした。
千束っていうキービジュアルで一番までピースしてる女の子の喋りのテンポが良くて気持ちいいまでありました。
分からない人は観ましょう。アニメキャラにあるまじきおしゃべりでした。
そういう会話のテンポの良さもあって、内容が気持ちよく入って来るので作品の全体の出来が良かったよね、という印象です。
黒髪ロングのたきなと千束が中心となって物語が進んでいく中で、二人の絡みもよく出てきます。百合妄想がはかどるね。とはいえ、本編でお互いの恋愛的な好意は直接描写されるようなことはなく、ふんわりと、そういうところがあるような、ないような。
そういった補完は、同人作品が頑張ってくれています。二人の恋愛描写は、観た人がそれぞれが別のところ表現する、それもまた面白みだと思います。余韻が残る本編描写。
銀河英雄伝説 Die Neue These
対立する若き二人の天才指揮官の果てなき宇宙の闘争。
前漫画でイゼルローン要塞奪還あたりまで読みました。あとヤンが死ぬことを知っています。
星乱(二章)まで配信されてました。
キルヒアイスそこで死ぬのかよ!
死に方の規模が尋常じゃない作品といえばこれ。どれだけ技術が進んでも、艦船1隻に乗るクルーの数が尋常じゃないのは、先の時代もそうですね。
戦争自体を好まないが、戦術に長けている故に戦地に立たされている矛盾したヤンと、姉を皇帝に奪われた過去から全宇宙を支配することを決意するラインハルト。対立しつつも目指す目的が微妙にぶつかりしえない二人の描写が面白いところだとおもいます。二人の野望は、大衆の民意とはずれています。だからこそキャラが引き立つよね。
モブサイコ100
100%になったときに爆発する主人公とそれを取り巻く青春バトルストーリー。
めちゃくちゃ面白いのでいろいろ語りたくなっちゃう。
内気で自己表現が苦手な主人公、モブが周囲と触れ合うことで徐々に蓄積される感情が100%になることで物語が展開されます。
1期
モブの超能力がメインの軸となって展開されます。
後半は超能力者集団秘密結社との戦いで、モブ自身の超能力の使い方について、過去との出来事について考え直す成長の話。
モブ君には弟がいるのですが、モブ君は才色兼備で文武両道な弟をうらやましがっており、弟は弟で、超能力を生まれからの才能で持っているモブのことをうらやましがっていて、お互いのそれぞれ持っていないモノで葛藤していました。
2期
バトルアニメの描写が遺憾なく発揮された2クール目。
とくに前半の伝説の霊能力者の幽霊とモブの戦いのシーンは必見です。これでもかというほどムーブメントが凄い。30分アニメでやる作画じゃない!
ヒロアカを制作したボンズが担当してるそうです。ヒロアカ知らない。
モブのアルバイト先の上司であり師匠である霊相談所の霊幻さんにも焦点が当てられているクールでもありました。
超能力者でもなんでもないのに霊相談所を経営できるのは、彼自身の圧倒的な知識量による素のスペックのおかげであり、ほぼフィジカル人間なわけですが、
それが仇となり、ペテン師として追い詰められるわけです。ペテン師なのは本当なのですが。その窮地に対してどう対応したか。主人公を取り巻くキャラクターにも焦点を置きつつ、モブ自身の成長の糧となるように描写されるストーリーは、さすがONE氏といったところ。
様々な視点から、主人公のモブが自分が超能力者としてどうあるべきか、という成長の過程を通した答えが表現されました。多分。
3期(前半)
絶賛放映中の3期。
2期ラストからの若干の続きで、1期からいた準レギュラーのエクボに焦点があてられた話でした。
前作をも圧倒するバトル描写によって、海外人気はほぼトップだったそうです。
エクボがモブと一緒に行動する中で、自分がどういう存在でありたかったのか、と葛藤し、悩み。そうして答えを見つけていく話でした。
主題歌
全期通してモブサイコ100のために結成された音楽チームのMOB CHOIRの音楽も魅力的です。
現在放映中の3期でラストなわけですが、3期OPは粋な計らいがあるので、ぜひ全編を観つつサブスクかなんかでフル音源を聴いていただければとおもいます
サマータイムレンダ
幼馴染の訃報で帰郷した主人公が島の謎に巻き込まれる話。
事前情報なしで観たので序盤6話まで内容を理解するの大変でした。
タイムリープもののミステリーサスペンスバトルアニメです。要素が多いな!
開拓されつくしたタイムリープものですが、この作品は要素を詰め込むことによって面白みを獲得したわけです。
2クールかけて長く放送したおかげで、敵味方の駆け引き、手に汗握る展開が直に伝わってきます。
まだ見てない人は感想を見るな!そもそもこの記事を見るな。
終わり方
何度も過去を繰り返して真犯人を倒し、300年前の元凶をも潰したことで、そもそも幼馴染が死んだという世界線さえ失われた世界のエンディングにはなかなか驚きました。
死んだことから始まる物語は、誰も失わず全員生きているというハピエン厨が泣いて喜ぶ救いがありすぎる締め方にだいぶ心が救われた気がします。
だから見てくれ……。
私自身の価値観の一つとして、「死んだ人は絶対に返ってくることはないし、どれだけ悔やんでも泣いても時間は残酷に過ぎていく」という現実的なものが根強くあるんですが、そういう暗い思想をこの物語は真っ向から否定しにきたような、そんな感じがしました。思想は人それぞれですし否定する気もありません。価値観が変わることもありません。
ただ、この全て救われた終わり方は、ここ二か月ほど陰鬱だった思想に覆われた私をちょっとだけ救い出してくれました。創作だからこそ、どんな終わり方があってもいいわけで、「そういう終わり方があっても良い」。だからこの作品は特別印象に残りそうです。
以上です。移動中に観る時間を作れてるので、いつでも皆さんのおすすめアニメを募集しています。完結済みなのとアマプラで配信中なものでお願いします!
良いお年を!