肥溜め

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【散歩部】足柄駅を乗り換えようの会

親愛なるお散歩好きの皆様こんにちは。

 

霧雨です。

 

電車を利用するならほぼ必ず遭遇する『乗り換え』。

同じ駅にも何本もの路線が通っている、なんてことはよくある事で、例えば東京の駅とかは広すぎ複雑すぎで大変ですよね。

毎年50万人の社会人が駅という名の大迷宮に出られず、そのまま命を落とし、構内では『完全週休2日』と怨嗟の声がこだましています。

 

しかし、東京よりももっと大きく広い構内が存在する駅が地方に存在しています。

 

JR御殿場線小田急小田原線を通す超巨大な駅舎……その名も

足柄駅

画像はウィキペディアより

 

足柄駅(静岡・御殿場線)と足柄駅(神奈川・小田原線)は、乗り換え距離直線にして17km、道のり25kmを有する超巨大な地方駅です。

そんな巨大な駅を徒歩で乗り換えるべくバカ3人が立ち上がります。





 

ちなみにn番煎じなのはご了承ください

以下参考

・乗り物ニュース

https://trafficnews.jp/post/84706

・アタック!東雲

https://youtu.be/T3-bilbtMt4

 

 

足柄駅構内図

構内は以下2ステージで構成されています。

足柄峠

足柄駅(静岡)に近い方。

静岡と神奈川の県境にそびえ立つ低山。金太郎ゆかりの地であり、古道も多く存在する歴史ある峠

南足柄市小田原市

足柄駅(神奈川)に近い方。

普通の地方の街。

 

乗り換えスタート地点は、僕は圧倒的に静岡県足柄駅からをおすすめします。25kmとはいえ徒歩だと単純計算でもおよそ6,7時間有するので、暗くなる前に峠を越えた方が身体的にも精神的にも安全です。

 

 

 

歩こうず

ということで当日の徒歩ルートです。

実はほぼ一本道で、御殿場大井線という道路を渡っています。ぶっちゃけ直感で歩いて行ける説はありますね。

 

09:52 御殿場線足柄駅(静岡)

起点の足柄駅。ここから峠を通って乗り換えしていきます。

足柄は金太郎ゆかりの地なので、金太郎がお迎えしてくれます。

金太郎の生尻(なまじり)

 

10:10 嶽之下神社

ぽつんと佇む神社ですが、大きい銀杏の木があります。秋成分を摂取。

 

 

10:20 山道入り口

さっきまで住宅が立ち並んでましたが、急に坂道が増え山道っぽくなっていきます。

車の通りもそれなりにあるので、車道が整備されている。

 

10:40 ゴルフ場展望

ギャツビイゴルフクラブと思われるゴルフ場を上から展望できる場所。

すすきが秋らしさを演出してくれる。

写真は雲がかぶっててわかりにくいですが、富士山も展望できます。

 

10:50 わかれ道・栗の木沢10:50 別れの唯念名号碑

行き止まり方面は随分と荒廃した場所で、趣があります。

世界が廃れても散歩したいですね。と鼻の下を人差し指で擦りながら話しました。ヘヘッ……。

この辺りの飢饉を救う効力があったとかなんとかの栗の木沢石碑。神奈川の方の足柄峠の入り口にも同じ石碑があります。結界的な役割ですね。

 

11:00 足柄古道

車道とは別に、徒歩専用の古道がいくつか存在しているのも面白いのが足柄峠

ほぼ獣道で、石もガタガタなので足場がままなりません。

少し進むと富士山が望める。

これはあまりにもシンプルな看板

 

11:25 別れ道2

市街地と峠を繋ぐT字路

峠に徒歩で登る奴は稀有なので、通るバイクや車の運転手に怪訝な顔をされます。足柄駅の乗り換えを行なっております。

youtube.com

今日は雨予報なので雲の流れが早い。肉眼での観測だと動画に収めた時よりも早く感じました。

 

11:40 足柄峠山頂

標高759mのド低山ですが、よく考えてみればスカイツリーよりも高い。

つまりこの高さでも充分過ぎる景色を望めるんですね。

富士山方面を展望できるので御殿場アウトレットも観れるってワケ。

 

12:00 下山

神奈川県の足柄に向けて徐々に標高を下げていきます。

しばし歩くと県境、ラリ顔熊さんと金太郎が送迎をしてくれます。

小田原まで21km まだまだ先。

 

~13:00

ドンドン下山。

かなり降ると金太郎巡りが出来る足柄峠の案内板があります。

 

13:30 お昼

かなり繁盛していたうどん屋で一息。

カレーうどんもいいとこまで行くとルーとうどんが別れてるんだ。

スープがかなり辛め。こういうネギは一番おいしいとされています。

 

14:20 工事場廃棄跡

恐らく放棄された工事場。ショベルカーまんま残ってるのが"終わってる"感があってとても良い。

かなり古いトースターが棄てられている。

 

14:40 集落

歩いて4時間、やっと人里を視認。

人を認識できることに喜びを得ました。そうです、人は失ってからそのものの大切さに気付くのです……。

我々はやっていけると思いますか?荒廃した世界で、誰とも交わらず、たった一人の世界を、生き抜けていけると─────。

あっ虹だ。ヤッターーーーーーーーーーーーーーー

若干雨が降ったり止んだりが続いていたので、虹が見える。運がいいですね。

 

15:20 足柄神社

随分と日が傾いてきました。

坂の神とだけあって、神社前にはえげつない坂が用意されています。5時間登り降りした我々の身に相当な負担がかかります。

後ろを振り返るとまあまあ良い光景が。連れの人はペットボトルを転がそうとしてました(良識が僕よりあるのでやらなかった)。

中学生が運動に使ってるのか陸上部の名前がありました。

お前らの運動場は我々が握ってニギニギしたから……。

 

15:50 市街地が見えて来る

道なりに進むと見慣れた人工物が段々と認められます。帰ってきた気分ですね。

青看板、行き止まりの分かれ道以来だったので随分と久しぶりに感じます。

君とはもう3年くらい会ってないのにどうしたの。

彼女は黙って向こうへと指をさした。

 

16:05 大雄山駅

伊豆箱根鉄道大雄山線の端の駅。小田原まで繋ぎます。レトロチックな車輌が見られます。

五百羅漢まで乗れば足柄駅までひとっとびですが歩きます。一体何が3人を駆り立てるのか。

 

16:30 サムネイル候補

住宅街川土手橋電車欲張りセット。個人的に気に入っています。

 

16:45 菓子屋

ふと見つけた菓子屋に寄り道。おばあちゃん一人で店番やっててすごい!

お年寄りの話ってまあまあ面白いので、会話するの好きなんですよね。同年代と話してっと疲れっからよ……。

かぼちゃ餡のどら焼きを食すなど。

 

17:10 小田原市

ついにここまできた感がありますが、もうちょっとだけ続くんじゃ。

この辺からそろそろ終わってくれという気持ちが3人から現れ始めます。足がね…。

 

17:45 五百羅漢駅

小田急足柄駅に最も近い大雄山線の駅。名前かっこいいですよね。

 

アンパンマン

なにわろてんねん

かもかもいってた艦これのキャラクターっていたよなって話をしました。

時津風……あきつ丸……鶴ヶ島……

秋津洲です。

 

17:52 小田急足柄駅

到着!

足柄駅の徒歩乗り換えに成功しました。

 

山を挟むクソデカホーム、足柄駅。25kmの道のりを寄り道を挟みながら8時間かけて歩きました。

 

二度とやらないかもしれないし、やるかもしれない。歩きの疲労に対して観光の価値の方が大きかったです。2日ぐらいは足がヤバかったです。

 

ということで皆さんも足柄駅、静岡の方から乗り換えてみてください。

 

 

 

次回

かなり歩いたつもりでも43000歩。

50000歩、行きたくないですか?と思ってしまい、大体毎時5500歩なので、9時間歩けば余裕で実現可能です。

 

二週間後に池袋から上野を往復したんですが、これで45000歩。ほぼ平坦な道なので足もそれほど負担がない。行けるね。

 

ということで次回は東京で50000歩達成するの回です。さよなら!

 

 

 

 

サムネ用